書籍・雑誌などへの箔押し・エンボス加工は美箔ワタナベへ

ブレーン 2016年10月号

質感のある色紙を2種使いと透明箔でテクスチャを拡大したグラフィック

• オフセット1色
• 箔押し1c

• ご依頼

  電通アートディレクター上西佑理様によるデザイン。
  紙（サガンGA）の表面に微粒のエンボス加工をしてある用紙に着目して、その表情を拡大して表現する加工をしたブックジャケット。
  印刷や箔押しが際立って見える現象に挑戦して色紙の持つ表情により一層面白さを追求されたとの事でした。

• 美箔ワタナベのご提案

  打ち合わせやテスト段階では、通常の押込みのみ、それに加えてニス印刷などを思案されていましたが、最終的には紙が持つ微細なエンボスに対して透明箔が、テクスチャのフラット感や対比が効果的ではないかと提案させていただきました。
  通常は全面に単一な加工は、ムラが出やすい事や見栄えが単調になりやすい事などがありますが、際立ってシンプルなデザインでしたので、逆に透明箔が持つ光をうまく反射する効果や連続している手触りなどがとても心地よいブックジャケットになりました。